奨学金破産はもはや他人事ではない
奨学金破産、過去5年で延べ1万5千人 親子連鎖広がる:朝日新聞デジタル
学歴社会の崩壊
「奨学金を借りてでも大学に」
それは大学を出ておけば就職後有利な計らいを受けられるから。
学歴が高いほど収入が上がり、学費が十分にペイ出来るから。
しかし現在では誰しもそうなる訳ではありません。
このご時世、そんな余裕のある企業は減る一方です。
それでも行きたい大学
本人にしても、親にしても、行くか行かないかで言えば、行くとなるでしょう。
先の事を考えればそうなるのは仕方ありません。
一人400万円
私立大学の学費は年間100万円と言われています。
国公立でも60万円位はかかります。
また、実家を離れて独り暮らしをすれば、さらに生活費がかかります。
大学生一人としても月10万円はかかるのです。
準備なしでは払えない
月10万円、いきなり捻出出来ますか?
子供が大学生の時期、親は50歳前後。
その時の月収は今より10万円増えているでしょうか?
学資保険に回せない現実
子供の小さい頃から将来の為にと学資保険に加入している親も多いと思います。
しかし学資保険にお金を回せる余裕のある家庭は減少しています。
非正規雇用など安定した収入を得られない世帯が増加していること、住宅ローンで手一杯になることなどが原因です。
先伸ばしにされる問題
ウチにはお金がない。と言いつつ家や車、旅行、趣味、付き合いなどの支出はそれなりにやりくり出来るものです。
そういった事から学費も何とかなるもの、もし足りなければ奨学金を借りて、働いてから返せば大丈夫としてしまいがちです。
重くのしかかる奨学金という名の借金
大学卒業後の奨学金返済額は平均で300万円を超えているようです。
これだけ借りていると、月々の返済額は2万円以上、返済期間は何と20年です。
40歳を超えてまで払い続けるということになります。
初任給の手取額が20万弱とすると2万円は大きな負担となってきます。
その後も給料は思うように伸びず、一向に返済の負担は軽くなりません。
しかし破産するほどの額なのでしょうか?
延滞金…破滅へのカウントダウン
奨学金は借金ですのでもし返済が遅れれば、延滞金が発生します。
何らかの事情で返済出来なくなった場合、借金が雪だるま式に膨らむのです。
その後返済を再開し、毎月払っていても元金が減っていかない。
こうなった場合、延滞金分をまとめて払うしか元に戻る手段がなくなります。
それが出来なければ、いくら払っていても完済できない事になります。
こうして自己破産するケースが年々増加しているのです。
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