将棋電王戦 新ルールで復活
将棋プロ棋士対コンピューターソフトが対戦した電王戦は残念ながら2017年に佐藤天彦名人がコンピューターソフトponanzaに2戦2敗し、終了しました。
なぜ終了してしまったのか?
主催者のドワンゴからの説明では、
「人間とコンピュータが同じルールで真剣勝負をするという歴史的役割は終わった」
との事。
要は「人間ではもう勝てない」
と結論付けた訳です。
電王手さんの動作、それと真剣に向き合うプロ棋士の姿、独特な雰囲気に魅了されたファンにとっては残念でなりません。
そこで何とか電王戦を復活できないか? と考えていたところ、あることに気付きました。
不公平な部分があるのでは?
コンピューターソフト → 電源一定+無限
人間 → 体力徐々に消費+有限
常に脳味噌フル回転し続けられるコンピューターに対して、人間には体力消耗があるためペース配分する必要があります。
ちなみに佐藤名人が対戦したponanza のCPUは、Intel Core i7 6700 3.4GHz 4コア 。
1秒間に何千~何万手読めるとのこと。
これでは勝ち目はありません。
そこで新ルール
1.コンピューターは有限バッテリーとする。
2.コンピューターはバッテリーが切れた場合は負けとする。
3.コンピューターはバッテリー残量を考慮し、読み手数を配分できるプログラムを組み込む。
以上
するとこんな対戦カードが組まれます。
羽生永世七冠 vs ponanza 530000mAh
バッテリー容量53万のponanzaて事です。 (53万が適切かどうかわかりませんが、フリーザ様みたいでカッコいいでしょw)
常に何千何万手読み続けていたらバッテリーが最後まで持ちません。
コンピューターにもペース配分する必要が出てきます。
次の一手をどのくらい重要視するかによってバッテリー消耗の度合いを考慮しなくてはいけません。
その結果
1.羽生永世七冠がponanza 530000mAh に勝利!
「スゲー!羽生さんの戦闘力53万越えかよ」
となり、新たなレーティング指標になる。
2.大盤解説ではコンピューターの電力消費をモニタリング出来、どんな局面で力を入れているかがわかる。
3.ソフト開発においては時間だけでなく、読み手数もより効率的なプログラムを求められる。
4.プロ棋士だけでなく一般の棋士もバッテリーレートを設定(1000とか2000mAhとか )して対局できる。
まとめ
体力を気にしながら対局するソフトは人間味すら感じられるかも知れません。
「残り体力1%!」
鷲巣マージャンさながら??
より対等な立場での対戦になるはずです
是非どなたか企画してくださーい!