一ヶ月で会社辞める (6)
「○○さーん。この仕事終わりました。」
（やっと終わった。マジ疲れた。何か俺ばっかり大変な仕事やらされてないか？）
「ありがとう。」
「次何やればいいですか？」
「えーっと次はねぇ…」
（フォルダをｶﾞｻｶﾞｻ）
「あ、あの…○○さん。も、もっと簡単な仕事ないですか？？」
（ﾋﾟﾀｯ）
「…どういう意味？」
「え、だからそのー 何か俺ばっかり大変な仕事やらされてないですか？」
「ふーん 俺君は仕事やらされてるんだ～。ちなみに誰にやらされてるのかな～？」
「いや、あの、そういう意味じゃなくて… 不公平じゃないですか！！」
うわー言ってしまった（汗）
「何が不公平だって？」
「だってほらあいつ暇そうでしたよ！同期の山本、あいつに頼んだらいいんじゃないですか」
「山本……？おまえあいつにこの仕事頼んで出来ると思うの？」
「え？そ、それは…どうなんでしょうかね…。微妙かも知れません。」
「だ、だからといって何で俺xxxx」
「俺はお前なら出来ると思って任せているんだ！納期も質もトータルで考えて。」
！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
「えっ？…………そうなんですか☆☆☆」(｡◕ ∀ ◕｡)
○○さんが俺の事そんな風に見ててくれたなんて…。
今までの疲れが全て吹き飛ぶ感動を覚えたのであった。
同期山本「何かオマエいつも大変そうだけど大丈夫なの？」
俺君「まぁちょっと大変だけどへーきへーき♪」
（おまえとはレベルが違うんだよ！ハハハハハー）
…………………………………………………………………
「俺くーん これ頼む」
「はいっ！」
「俺くーん これ頼む」
「はいっ！」
「俺くーん これ頼む」
「はいっ！」
「全部今週中ね」
「はいっ！」
「山本 これ頼む」（←コピペの簡単な仕事）
まーたそんな簡単な仕事ばっかやっちゃって ぷぷぷー
頼られてないヤツは楽でいいねー
---------- そして月末 ----------
課長から成績発表
え？何それ？そんなのあるの？
でも俺がんばったからもしかして名前呼ばれたりして。
緊張するわー
課長「今月の新人部門、成績優秀者は…」
ドキドキ(〃ﾟ艸ﾟ))(〃ﾟ艸ﾟ))(〃ﾟ艸ﾟ))
「山本君！ 作業点数、効率共に1位でした。」^(ﾉﾟｰﾟ)ﾉ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ☆ヾ(ﾟｰﾟヾ)^
(ﾉ￣□￣)ﾉｵｵｵｫｫｫｫ!ミ((ﾉ＿ω＿)ﾉﾊﾞﾀ
ちょ待てよ！！！
どういうことだよ。あいつ簡単な仕事しかしてねぇじゃん！！
「○○さん。どういうことですかこれ！？」
「山本簡単な仕事ばっかで優秀とかありえなくないですか？」
「まぁ数字だけみたらそうなるからしょうがないんじゃないの。それに山本だって彼なりに頑張ってるんだよ」
「…そうですか」
辞めてやるー！
